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■『楽しい世界の作り方』について
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「それじゃあ早速、この『楽しい世界の作り方。』はどういう話なのかを説明していこうかな。
なんだか僕は毎回質問する側になっているから、今回は説明する側として参加していくよ。
どうぞよろしくね?渡良瀬君」
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「よ、よろしくお願いします!先生!」
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「まず、この物語は君がいた時代の少し後の話で、僕がこの世界に退屈していたところから始まるよ。
この時は革命を起こして大戦争を引き起こそうだなんて考えてなかったんだよねぇ…」
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「退屈してたっていうのは俺も同じだったけど、聞いてる感じだと全く別方向に物語が動いている感じがするぞ…?」
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「そうだね。渡良瀬君は学園生活を謳歌することでその退屈を殺したけど、アルバートは戦争という争いを引き起こすことによってその退屈を殺したわけだよ」
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「お、お前、もしやめちゃくちゃ悪い人だったりするのか…?」
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「『歴代最悪の革命家』だなんて評されているし、そうなんじゃない?
にしても悪い人かぁ…他の人からしたらそうなんだろうけど、退屈を殺そうとしていただけなのにそんなに責めることはないと思うなぁ…別に一部の他人が死んだだけで、生きているんだったらそれでいいじゃないか。それに、順風満帆な人生を歩むのって楽しいかな?少しスリルがあった方が人生楽しいと思うけど」
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「い、言っていることは分かるけど分かりたくない…!
スケールが大き過ぎて頭おかしくなったんじゃないか?お前」
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「…始まりは『退屈を殺す』ことがきっかけで、その目的を果たすために行った手段が『かつて世界に引き起こされた世界大戦を再び起こすこと』だっただけだよ。その経過でどうすれば望む結果が得られるか、とかどうやって実行すればいいかなんてことをを考えていくのは楽しかったし、それによって大勢の人を動かして世界に革命を起こさせたこととかも楽しかったなぁ。そう、ただ僕は世界を楽しくさせただけだよ?
それにこの戦争が引き起こされたことによってなにかを考えて行動しなければならなかったと思うし、生きるか死ぬかの境界線上に居たことは他の人も新鮮さを感じて楽しめたんじゃないかな。
頭がおかしくなったのは君の方じゃない?」
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「お、おま…!!」
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「なんだか少し話がずれちゃったかな?それじゃあ本題に戻ろうか。
この物語『楽しい世界の作り方。』は僕と創造主さんが2人で平和で退屈だった旧世界に争いを生み、毎日退屈しない楽しい世界へと革新させた物語だよ。
諸悪の根源の物語、だなんて表現されてるけどこれがなかったら後のお話が全部存在しないことになってそこにいる君と同じ世界観のまま物語が進んでいくことになっていたから、とても重要な物語だよ?」
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「渡良瀬君の物語なんてただの茶番でしかないから、べつに無くてもいい物語なんだよね。
消そうかな」
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「えっちょっと、なんだそれ!!!学園でウハウハライフを過ごしている俺らの物語よりもお前らの世界大戦しようぜ!っていう話の方が重要だっていうのか!!!酷い!!酷すぎるぞ!!!」
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「まぁそんなことはしないよ。私を構成する物語としては渡良瀬君の物語も十分に意味があるものだから」
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「よ、よかったー!!」
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「この物語も詳しく語っちゃうとネタバレ無双になるから、とりあえずこのあたりにして、次の物語である『さみしんぼ』について話していったらいいんじゃないかな」
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「『さみしんぼ』…タイトルから想像すると、ぼっちの話か?」
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「どうも、常にぼっちと定評のウラノスだ」
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「ファッ!?」
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「わぁ!!…びっくりした。えっと、君が『さみしんぼ』の主人公さん?」
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「そうだ、お前が引き起こした世界大戦によって滅んだ国の王子であったウラノスだ。よろしく頼む」
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「まさかの被害者だった!!!!!」
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「あぁ、そうなの?お疲れ様」
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「いやもっと他に言うべきことがあるだろ!!!!」
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「…国なぞいつかは滅びる定め。それがただ大戦だっただけだ。いずれ私の国は滅んでいた。だから気にしてなぞいない。確かに大戦で多くの命が失われたが、その分発展した科学技術で救われた命が多くあった。だからよかったというわけではないが、これでよかったんだ」
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「す、すげぇ…」
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「関心してる渡良瀬君は置いておいて、早速ウラノス君の物語について話していって貰おうかな」
■『さみしんぼ』について
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「まず、『さみしんぼ』は孤独の少年が、のちに『人形』と呼ばれる存在を作り、新たな時代へと進むまでの物語なんだよね」
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「その『人形』っていうの、よく出てくるけどこれって旧世界にとって重要な存在なの?」
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「そうだよ?
彼らは進化した科学技術をもつ旧世界を証明する存在でもあるし、世界を滅ぼした要因の一つでもあるからね」
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「…そうか、そうなったのか」
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「ん?旧世界が滅んだ?」
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「あぁ、そういえば渡良瀬君は知らなかったね。また説明するのも飽きちゃうし、ここで渡良瀬君退場しようか」
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「ん!?!?!?!?えっここで終わり!?!?!?俺の出番もう終わり!?!?」
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「安心しなよ、君よりも出番が少なくなおかつすぐにこのコーナーから退場させられた某主人公君がいるから。はいバ●ス」
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「が、『学園委員会』をどうぞよろしく頼む!!!!!!!!アディオス!!!!!!!」
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「じゃあ渡良瀬君が退場したところで、人形も別コーナーで紹介するしこの物語についての話に戻ろうか」
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「軽やかに帰っていったね…」
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「…この話は俺が滅んだ母国を探索していた時に、地下室で『生物兵器』として作られていたあるガラクタを見つけたところから始まる」
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「そう、その『生物兵器』がのちの『人形』の原型になるんだよね」
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「地下室でずっと一人だったその生物兵器……彼女が過去の自分とそっくりで、放っておけなくて。
だから俺は彼女を地下室から連れ出して2人で生活していくことにしたんだ」
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「彼女?ということはその生物兵器は女性だったのかい?」
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「そうだよ。彼女はとっくに壊れていて動かなかったんだけど、謎の人物がウラノス君に彼女を再び起動させる、つまりは命を吹き込む方法を教えて、ウラノス君は教えられた通りに彼女に命を吹き込んだんだ。
そうして彼女は目覚め、生物兵器であった彼女とウラノス君のハートフルな物語が始まったんだけど、それも長くは続かなかったんだよねぇ」
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「…クロノスという男が現れたことによってな」
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「クロノス君がウラノス君達の目の前に現れてからこの物語は激動していくのだけど、どうなったかは本編のお楽しみってことで、更新されるまで待っていてね〜」
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「クロノス…この恨みは来世で晴らす…」
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「国を滅ぼした原因である僕には怒りを露わにしなかったあのウラノス君がものすごい殺意を放ってる…」
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「まぁ、大切な存在であった彼女と自分の命を奪ったんだからしょうがないよねぇ…。
さて、じゃあ次のページではそんな大変なものを盗んでいったクロノス君が生み出した『人形』達が主役の『糸を斬ったマリオネット』について紹介していこうかな!」