top of page

​■『終焉と黎明』について その1

「それじゃあ、旧世界最後の物語『終焉と黎明』について語っていこうか!

今回はメンバーが沢山いるからねぇ、時々メンバー交代を途中でしながらこの物語について紹介していくよ

「…ただ、他の物語に登場するキャラは殆どの設定が決まっていないだけなんじゃ

そういうメタい発言は駄目だよ、ゼウス君

​お、お前がいうか!いえるのか!?初回やこのコーナーの冒頭でもメタ発言してきたお前が!!

「はーい、それじゃあ紹介してくよ!まずはこの物語が始まる少し前の話からしようか。

​その話をするためにはやっぱり必要不可欠だよね、おいでマリア!

​「見事なスルー!!!

「…」

​「ねぇ、創造主。あの人物陰に隠れてこっちに来てくれないんだけど…。

​あと、あの人どこかで見たことあるような…?

「あれ、マリアどうしたの?せっかくの出番なんだから、私のそばまでおいでよ

​…もしかして緊張してる?そうなら私の腕の中においでよ。抱きしめてあげるから

​「…私はここでいいです。貴方のそばには絶対に行きません。死んだ方がマシです」

「すごい嫌われっぷり…

「しょうがないなぁ、マリアは

​「な、なんでこっちに近付いてきてるんですか。やめ、やめてよこないで!!

​「はい確保〜!やっぱりマリアって抱きしめると気持ちいいねぇ、それにすごく柔らかい。特に胸の辺りが

​「ひっ」

​「うわ…あの人公共の場でセクハラしてる…正直羨ましい…

​「さて、マリアも来てくれたことだし、『終焉と黎明』が始まる前の話をしようか!

​「マリアさん、凄い顔して暴れてるなぁ…。

​それじゃあ早速質問させてもらうけど、『終焉と黎明』の少し前の話ってどういう話なの?

​「ガイアちゃんが生まれるまでの話かな!

​「…ガイアが生まれるまでの話って、もしかしてマリアさんって

​「そう、ガイアちゃんのお母さんで、私の子を孕んでくれた人間がマリアだよ

​「…貴方、ガイアのことを知っているの?

​「…知らない人はいないと言われるほどに、有名な子ですよ。

聖戦では一対一でどんぱちやったものです」

​「…そう

​「ガイアちゃんは私とマリアの間に生まれた子だからね、主神と言われ神々の頂点に君臨していたゼウス君と渡り合えるほど、いや、それ以上の力を持っているんだよ。

​なんせ旧世界で一番チートだからね

​「…てことは、今から俺は創造主とマリアさんの子作り物語を聞かされるってこと?

​「そうだよ!

​「!?

​「ど、堂々と言った!!!

​「と言いたいところだけど、そんなこと話したらこのコーナーがR18になちゃうからこれはマリアと私だけの秘密だよ!」

​「よ、よかった…」

​「今回話していくのは、ガイアちゃんが生まれる前の時代がどういう時代だったかなんだけど、ちょっと前に言っていたね。人々が『神』に支配されている時代だと

​「…神は『天使』を生み出し、『天使』に人間達を監視させ、時には人間を圧倒的な力で押さえ付けることによって俺たちに歯向かわせないようにさせたんだ

​「…人間は『神』を恐れ、絶対な服従を誓い神々に従順になった『教会』と、『神』に逆らいかつての栄光を取り戻そうとする『レジスタンス』の二勢力に別れたのよね

​「そう、どうせなら皆『教会』になればよかったのにそうはいかないものだねぇ…。

​格好を見るからにして、マリアさんは『教会』派?

​「…立場上は『教会』だけれど、思想は『レジスタンス』寄りかしら。

​教会生まれだからこういう格好をしているけれど、神なんていないと思っているから

​「そういえばマリアは最初、私のことを見て​『神様』って言ってくれたけど、すぐに『悪魔』呼ばわりしたねぇ…

​「…マリアさんがレジスタンスの思想寄りになったのって、創造主が原因か。

​というかマリアさん、創造主から逃げるの諦めたね…。さっきまで暴れて腕の中から出て行こうとしてたのに

​「…この人から逃げるなんて、私にはできなかったのよ

​「なにマリア?もしかしてまたリアル鬼ごっこやりたいの?前は捕まえたら殺してあげるっていうルールだったけど今度は捕まえたらマリアからキスでもしてもらおうかなぁ

​「…

​「絶句してる…

​「さてと、冗談はこのあたりにして話を戻そうか。

​…で、どこまで話したっけ

​「…まぁ、深く突っ込まないでおこう。さっきまで話してたのは『教会』と『レジスタンス』についてですよ

​「…天使のことについても話していたわね

​「んー…教会とレジスタンスについてはまた後にして、次からは天使について話していこうか!

Please reload

 

 

​■旧世界の天使について

呼びました?」​

「あぁ、まぁ、呼んだな…

​呼んでもないのにすぐに来てくれるラファエル君って優秀だね〜」

「…これが、天使

​「そちらのお嬢さんはもしかして教会側ですか?なら大丈夫そうですね

「あれ?マリアは天使なんて見たことなかったっけ?天使って教会のお偉いさん方か罪を犯した人間の前にしか現れないし、滅多に姿を見せようとしないからあんまり見た人間はいないだろうけど、マリアならあるかと思ってたなぁ…。

…どうマリア?初めて天使を見た感想は」

​「不思議な姿をしているのね…でも、とても綺麗…

「…綺麗、ですか」

​おっと、マリアに惚れちゃ駄目だよ?だってマリアは私のものなんだから

気持ち悪い…

「すごい、全国の女性達が言われたらときめく言葉だろうに、ときめくどころかドン引きしてる

「さて、天使のことだったね!じゃあ来てくれたラファエル君を始め、他の四天使達とゼウス君に紹介してもらおうか!マリアはここで私と一緒だよ?」

「…ならば、私は他の四天使を呼んできます。それまで我々の紹介をお願いします、ゼウス様

「あー、うん、分かった。じゃあ俺から説明させてもらうね。

まず天使は俺たち『神』が生み出した生命体なんだ。どうやって作ったかというと、まぁそこも創造主がくれた力を使って、としか説明できないんだけどね。

​そして天使は現界にいる人間達を監視し、しかるべき処罰を与える存在であって、いわゆる警察みたいな感じだ

「…そういえばあの時、この悪魔から逃げている時に追いかけてきた人がいたけれど、それはもしかして天使だったのかしら…?

​うーんどうなんだろうねぇ…。あの時は盛り上げるために神とレジスタンスの2勢力両方にマリアのことを話していたから、それを聞いてマリアを追いかけてきたのはどちらかだったか覚えてないし天使によっては羽を持たないのもいるし、羽を隠して人間に化けている天使もいるから、それが天使だったとは言えないけど…

​「…なに余計なことをしてくれてたのよ

「…さっきから話題にでてる、その話って何なの?創造主から逃げていたとか言っているけど…。

マリアさんは、あのガイアちゃんの母親だったんだよね。そのことと関係あるの?

そういえばなんか周りが、自分たちを凌駕する力を持った人間が生まれてくるだのなんだの騒いでたなぁ…これも関係あること?

「あれ?ゼウス君、君は『オリンポス』のトップだったのにマリアのこと聞いてなかったの?

​「うーん、確かその時って女遊びしてた時だったからなぁ

​「あは、さすがセクハラ大魔神と呼ばれたゼウス君!安定してるね!

​「それ関係ないんじゃないかな!?

​「…ガイアを産んだ私に、創造主はこう言ったの。

『君がこの子を産んだことで、人間から神を生む存在であるとして狙われることになるだろう。

また、神からはその存在を危険視され、君は神からも狙われるだろう。

人間に捕まれば神を産ませるために何度も犯され、神に捕まれば君は罪人として処刑されるだろう。

どちらを選んでも生き地獄、なら今ここで私が君を殺してあげる。でもそれじゃあ、君は納得しないだろう?だから今から2日間、私から、人間から、神から逃げてごらんよ。それで捕まらなかったら君の勝ち、私が君を守ってあげるよ。もし捕まったら、分かるよね?』…と。

そうして私はこの悪魔から逃げてたの。…その時の話

​「そうそう、この時私はこれをマリアに伝えた後すぐに人間達や神達にマリアの存在を伝えて捕まえないと駄目だよってそそのかしたんだよねぇ!

​「そうしてその話を聞いた神々は人間に自分達と同等の力を持った存在が生まれてしまえしまえば、かつての時代に戻ってしまうだろうと恐れ、その存在を殺せと私たちに命じたのですよ。何があっても絶対に殺せとね

​「そんなことがあったのかぁ…。て、あれ?ガブリエル?

​「はい、ガブリエルさんですよ?

​「俺もいますよ

​「​あの、もう来ましたし帰っていいですかー…

この人達が、四天使?」

​「そうだよ。天使のトップに君臨し、その天使達を従えて人間を監視し処罰する、俺が生み出した四人の天使、それが四天使だ。俺の直属の部下達ってところかな。

帰りたいとかいってる奴はミカエル。四天使の中でも一番上に存在している、いわゆるリーダーだな。全ての天使を従えている天使長なんだが、まぁ御覧の通り怠惰な性格で、仕事を殆どしない残念な天使長だ。まぁ、やる時はやってくれる。

俺が一番最初に生み出した天使で、天使の中では一番強い力を持っているな

「紹介された通りでーす」

​「相変わらずだなぁお前…さて次は、一番最初に登場したラファエルだな。

ミカエルの次に生み出した天使で基本は回復役、医者として天使達を支えているな。他の四天使達と違って常識人だし仕事をしないミカエルをしばいてくれたり俺の言うことを素直に聞いてくれるいい子だよ」

「あの、失礼ですがゼウス様、どこか頭でも打ちました?

「い、いつも通りなんだが…!?」

「誉められ慣れてないんだねぇ〜」

「…まぁ、うん、こんな奴だ。それじゃあ次は、ガブリエルだな」

「はい、ガブリエルさんですよ?」

「…女の人?」

「あー、この人女じゃないですよ。立派な男です、オスです」

「はい、ガブリエルさんは男ですよ」

!!

あは、驚くマリア可愛い〜」

あー、うん、こいつがなんで女装してるのかっていうのは、どうやら職場に華が無いっていう発言を聞いてなら自分が華になろうと思ったらしく、こうなったわけで、決して女装癖があるとか、そういうのじゃない。

こいつの主な仕事は人間達や監視中の天使達への連絡係だ。いわゆる、神のお告げを伝える天使ってとこだ。だから四天使の中でよく姿を表す子だね。

レア度でいけばノーマルよりも上のレアってところだな、☆3ぐらいじゃないか?」

「ガブリエルさんは低レアということですね。ぐすん、悲しいので花でも食べていじけています」

「貴様、ただ百合を食べたいだけだろう」

「はい、ガブリエルさんはお腹がすきました。もぐもぐ」

百合を大量に口に含んで食べるなんて、初めて見たわ…」

まぁ、ガブリエルは特に変人だからなぁ…。​それじゃあ最後の四天使を紹介しようか

「はい!俺の紹介ですね!

「ま、眩しい…

「相変わらず輝いてるな…まぶい…

「こいつはウリエル。見てのとおり元気でいつも明るいからか、その眩しさに犠牲になる奴が多々いる。

でもな、これは『模範的』な人間に見せる姿で、それ以外の人間には残虐で冷酷な性格になるからすごい極端な性格してるんだよな…。二重人格なんじゃないかと疑うぐらいだ

『模範的』な人間というのは、神に屈し、神を崇め奉る人間、つまりは教会側の人間のことですよ。

この子、レジスタンス相手になると容赦なく叩きのめして火刑にしようとするから怖いですよねぇ

レジスタンスの人間は喋る可燃ゴミと、俺の辞書にはあるからな

​「ウリエルは自作の辞書を持っていてな、自分の解釈で様々な人物や現象を定義したのが記入されているようで、これを元に行動してるらしいな。あとウリエルの紹介といえば、洞察力がすこぶる高くて幻術系に強いってところか?」

​「どうやら四天使についての紹介は終ったようなので、もう帰って良いですか?いいですよね帰ります

​「相変わらずだな貴様

​「うん、もう帰って大丈夫だよ。ありがとうね

​「お疲れ様でしたー

​「お先に失礼させていただきます

​「はい、さようならです〜

​「俺も失礼します!

​「そういえば、天使といえば創造主。貴方が作り出した天使のルシファーっていう子いませんでしたっけ

​「あぁ、うんいるよ?でもあれは別に呼ばなくてもいいんじゃないかなぁ

​「んなこただろうと思ったわ!!!!

​「…貴方がルシファー?​」

​「あぁ、そうだよ俺がルシファーだ​」

​「勝手に出てきて勝手にマリアに自己紹介するなんて私は許可した覚えはないけど?​」

​「テメェに指図される覚えはねぇぞ

​「全くもう、反抗期だなぁ​」

​「…ルシファーさんについて、紹介してもらえないかしら​」

​「え、マリア、これに興味あるの?​」

​「なんだか、他人とは思えなくて…​」

​「…へぇ

​「…まぁ、マリアが知りたいのなら紹介してあげるよ。

これはルシファー。私が唯一作った天使で、そこらへんの人間から作ったんだ。

私が作ったからなのか、さっき紹介された四天使達よりも強い力を持っているらしく、他の天使やゼウス君達のことを見下して自分よりも劣っていると思ってる残念な子だよ。私からしてみればこれの方がよほど欠陥品だよ。

元々は白い羽を持ってたんだけど、気づいたら変色してたんだよねぇ。堕天ってやつかな。

まぁこんな感じだよ。あと言うことがあるとすれば調子に乗ってたら自分が格下だと思い込んでいた天使やゼウス君達に負けて書に封印されたんだ馬鹿な子だよ

​「もっといい紹介の仕方があるだろうが!!

​「君みたいなのはこういう紹介で十分すぎるほどだよ。一言で終らなかっただけ私の優しさがあるだろう?」

​「テメェ…ぶっ殺してやる…!!!!

​「なに?あの時の続きでもやる?…でもさぁ、君の過去編は『終焉と黎明』のところで公開されているんだから、私をぶっ殺したところで結果がどうなるか分かってるよね」

​「け、結構無茶に本編の番宣した…!

​「…彼に親近感を抱いた理由が分かった気がするわ

​「まぁ、こんな失敗作のことは置いておいて次は『レジスタンス』と『教会』について話そうか!

Please reload

サイトに掲載されている画像・文章の無断転載を禁じます。

Copyright ©2016-2017 Cuento All rights reserved.

bottom of page